2017年に世界で生まれたユニコーン企業の記事について簡単にレビュー





ユニコーン企業とは?

年々、ユニコーン企業誕生の数が増えてきているようです。ユニコーン企業とは、ゼロからのスタートアップから始まって、その会社の評価額が10億ドルを突破した企業のことを言います。いわゆる「発射して成功をつかんだスタートアップ」のことです。その希少性ゆえにユニコーンと呼ばれています。

表にもあるとおり、UberやSlack、Airbnbあたりなんかは代表格ですが、それ以外にも、こんなにたくさんの数のユニコーンが誕生しているのです。世界は広い!

だんだんユニコーンという言葉にあるような希少性がなくなっている気がします。


どの国で誕生しているのか??

世界は広い!といえど、ユニコーン企業がたくさん生まれる地域や国というのは、それだけ投資活動が盛んな、エコシステムが充実している場所になります。

すなわち、今でいうと、
米国と中国
なんですよね。
時に中国はユニコーン誕生数で、米国を抜くときもありました!
完全に投資とスタートアップのエコシステムは中国にも存在しているといえます。


2017年の順位を見ますと、米国のほうが多かったようです。

<地域別、ユニコーン企業の会社数 2017>

1位 米国 32社
2位 中国 18社
3位 英国 4社
4位 アラブ首長国連邦 1社
4位 インド 1社
4位 インドネシア 1社


アラブやインドネシアからもユニコーン誕生とは驚きです!
日本からは今年出ていません。

こういうベンチマークをして、政府としても意図的にでもこういう数値を増やしていく努力をしていただきたいものです。

なお、日本だと、フリマアプリのメルカリ、AIのPFNなどがユニコーン企業だったかと思います。スパイバーもそうかもしれません、クモの糸の衣服素材のメーカー。



どんな会社がユニコーンになった?

記事から素晴らしいインフォグラフィックを引っ張ってきました。一目瞭然!時価総額1位と2位の会社は中国が占めています。

一位の会社Toutiaoは、どうやらニュースをキュレーションするサービスのようで1億3000万人ものユーザー基盤を持つようです。日本でスマートニュースが走りましたが、それと似たようなものだと思います。親会社はいるものの、アリババやテンセントなどの中国ビッグカンパニーからの資本投資を受けていないというのも特徴的です。

ほかにもウェブページのポータルサイトを作っている会社など、ユーザーのWebの最初のインターフェースになろうとしている企業が上位に目立つような感じがします。かつてのYahooのように、みんなのポータルになると非常に強い力を持てますからね。ただ、それが非常に大変困難なわけですが。
ほかにも注目すべき動きとしてモビリティ系が多いです!Uberは相変わらず強いですが、Ofoや、Mobike、Careemなどの会社が並びます。バイクシェアリングは非常にこの1年で伸びましたし、ネクストUberを目指すスタートアップは多いですね。

もう少し細かい分析もできそうですが、ひとまずはこんな感じで。

https://www.weforum.org/agenda/2018/01/57-startups-that-became-unicorns-in-2017/

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