国定公園「”The Point Reyes” Seashore Line」に下調べなしで行ってきた
ノリで行き先を決めてしまった、国定公園のThe Point Reyes,
非常にインパクトのある旅路でしたので、記録を残しておきます。
ちなみにこちらの国定公園、
2018年の8月6日から、灯台の老朽化の修復工事のため、しばらく付近の交通ができなくなる予定です
詳しくは、公式HPのアラートをご覧ください。
https://www.nps.gov/pore/index.htm
1.どこにあるのか?
サンフランシスコから1時間半ほど車で北上したところにあります、
北へ、そして、西へ、西へ、先端目指して南へ、突き進みます。
そして、最西端に灯台、Light Houseと、ビジターセンターがあります。そこがメインの見どころスポットです。
2.何があるのか?
・・絶景です
荒々しい海岸と強風、灯台、顔を出すクジラ、広がる湿地帯、湿地帯で群れる牛、濃い霧などです。特に国立公園的なゲートや入場料などはかかりません。
写真だけ見ると、絶景すごいね、と感じますが
説明文には・・・・
すごく寒いとか
海岸の強風が凄まじいとか
霧が濃すぎて幻想世界に迷い込んだみたいになるとか、
実は不吉なことが書いてます、ただ、誰もそこに気づいていませんでした。
なぜなら、霧の時の風景写真が、公式HP・Googleにも、
1枚も、、ないんです(ホラー)
3.実際に行ってみたPoint Reyes
①道中の悪さ
とにかく狭い、暗い、つねに周囲は霧がかっている、クネクネ道に、でこぼこ道と、コンディションが悪い道が長ーく続きます。40分近く。
国立公園のあるあるな道ですが、凸凹のほうがひどくて、縦揺れがきついです。
酔います。
酔い止め対策は重要です。
そして、これも国立公園あるあるですが、電波がほぼ届いていません。
スマホでの地図表示や、ネット、ナビができなくなります。
地図をあらかじめダウンロードしておかないと、ナビのやり直しをしたときに現在地を見失うことになりますので注意。そうなると、電波の良い場所を探すか、立て札看板を見ながら進むしかないです。
②湿地帯と牛の群れ
アメリカにして珍しい、湿地帯、湿原がありました、尾瀬みたいな見栄えでした。ただし、車の窓から遠くに見えるだけで、そのあたり一帯が歩けるようなトレイルにはなっていません。
また、この一帯の多くは牧場にもなっていて、湿原に多くの牛が放たれて、ところどころで群がっています。湿原に、牛の群れ、これはやや珍しいくみあわせの光景。
牛のせいで、湿原の懐かしい匂いは、牛の家畜のにおいにかき消されています
国定公園として、あまりに雑な。
③灯台最寄りの駐車場に着
駐車場に着きました。長かった。。。
ここから1マイル近く歩いて、灯台に行かなければなりません。私たちは今回出発が遅かったので、こちらに到着したのは午後5時。まあ、カリフォルニアだと5時は昼間みたいなもんだ!実際に駐車場は9割ほど埋まっていて、まだたくさんの人がいました。
ただ、車を降りてみると、、
寒い!!!!
ここの気温はだいたい、12℃前後
霧が雨のように覆いかぶさってきて、
海からとめどなく強風が吹き荒れます
まるで、登山で丹沢のてっぺんに急に連れてこられたような寒さでした
周りの人たちはレインウェアに厚着をして備えていましたが、
ノリできた我々は全員半袖でした。(一人だけジャケット持ちいた)
寒さも雨風も結構きついですが、せっかく来たので、このまま進みます。。。
一応、駐車場はいっぱいになるくらいに観光に来ている人たちはいました。
にしても、霧が凄まじい。霧のせいで景色が見えないばかりか、雨のように強風とともに水気を浴びせてきます。写真を見ての通り、風の強さで、木がななめに傾いています。
④ビジターセンターと灯台へ
1キロほど歩いて、ようやくビジターセンターに着きました。
すごく小さく、避難小屋ていどの大きさです。しかも、、、
閉まっていました。
PM4時半で営業終了だそうです。あっちゃー。
そして、ここにある看板などを見て気が付きましたが、
ここは北米で1、2を競うほどの「霧が濃い」Foggestな海岸スポットなのだと。
365日中、200日以上は霧の日、とのことでした。
絶景スポットなのでは・・・???
こんなに霧が強いんじゃ、3分の2の確率で、なんも見えないじゃんという事実
そして、さらに残念なことに4時半で終了だったのは、ビジターセンターだけではありません。
灯台までの通路も封鎖されていました。
せめて灯台の外観くらい見せろ・・・せろ・・・
灯台につづく階段がちょっと日本の神社のようで神秘的に見えたので、
あとはもういい感じの写真だけ収めてとっとと帰ることにしました、なにより寒いし
くじらの頭の骨が飾ってあります、無造作に・・。一応海岸の視界さえよければ、くじらを見るチャンスもあるそうです。
もしも、運がよければ、下のような光景が見られるらしいです。
プロの仕事ですねー
奇跡のワンショット
なんにもみえない(リアル)
⑤「Cypress Tree Tunnel」でフォトジェニック
灯台までの道の途中にある、湿地帯に突如現れる巨大な並木道です
旅の土産にと、
皆で撮影しておきました
壮観というよりは、異様で目を引く、不自然さと人工的な感覚を覚える
自然をコントロールするアメリカぽさを感じます。
プロが撮影すればまたかなりフォトジェニックな映像が作れるそうです・・・
こんな具合に
( ^ω^)・・・
いや、さすがに加工してるでしょこれ
実際の写真ともう一度見比べてほしい
⑤SantaClaraの八町の日本料理で夕食
終わりよければすべよし
サンタクララに戻って、日本食レストランの八町で暖かいお茶と、美味しい和食で全回復。反省会して、家路へ。すっかり深夜になっていました。
4.さいごに
Point Reyesはほんとうに大変な場所でした
なんだかんだで、人が結構集まっているスポットではありましたが、、
今回の旅で得たのは
公式とプロの「写真に騙されるな」という教訓と振り返ります
真実は、素人の口コミと文字から染み出てくる
Yelpとかの評判と写真は、正直なレビューも多く、わりと参考になります
このPoint Reyesにはめったに見れない絶景などをアピールせず、
霧が北米で最も濃く、夏でもひんやりできるスポットだというPRに変えてほしいですね
あの高山のてっぺんにいきなり立たされたような体感は、
逆に珍しいスポットだなと思いました。
絶景?
ああ、夕食の寿司は絶景でしたね!
以上
Comments
Post a Comment