毎分、世界で生み出されるデータの膨大さが分かる、Domoの”Data Never Sleeps”
出所)Domo
アメリカにおけるでデータプラットフォームビジネスを事業として行っているDomoという会社があります。蓄えた自社データベースを用いて、顧客にデジタルマーケティング分析やビジネスインテリジェンスにかけることを特徴としています。このようなデータ事業を行っている企業の中では有名で、すでに7億ドル以上のファンドに加え、IPOをしている企業です。
さて、そんなDomoが自社で集めたデータを用いて毎年ある有名なレポートを発行しています。それが冒頭の画像、Data Never Sleepsです。
世界中でどれだけのデータが発生し、利用されているかを一枚のレポートにまとめたものです。ほかにも、インターネット人口の推移や、セグメントごとのデータ利用状況なども載っています。
こんな貴重なデータが、無料で見られるので非常にありがたいものです。
少しだけこちらでも中身を紹介しましょう。
1.インターネット人口が38億人に
2012年には25億人だった、インターネットにアクセス、利用している人口が、2017年にはとうとう38億人にまで増加しました。これは人類の47%相当ということで、だいぶインターネットは世界に普及したということです。
しかし、まだ53%の伸びしろを世界は残しているともいえます。今後もますますインターネットサービス市場は拡大の一途をたどっていくことになります。
2.2017年の驚きのデータ
2017年はData Never Sleeps v6.0です。
これを見てみるととんでもない数のデータが目に飛び込んできます。
しかもこれ、毎分発生しているんですよね。世界中で
1分間で、
SKYPEは176000回も電話がされており
Uberは1389回もコールされており、
Googleは380万回検索されていて
Youtubeは433万回再生されている
Twitterは47万回つぶやかれている
SnapChatは200万回写真がシェアされ
Instagramは4万9千回写真が投稿されている
Spotifyは75万回ストリーミング再生され
Venmoでは68000ドルが送金されている
マジか。。
これが×60分で、×24時間で、×365日なんかしちゃった日にはとんでもない量のデータ通信が費やされ、それと同じ量のログ情報が溜まることになります。
あれ?ところで、
Facebookがいませんね?
ハブ?
昨年、おととしのデータも見てみましたが、載っていませんでした。
これはFacebookがそもそも公開していない、ということだろうか。
デバイスメーカーにはさんざん情報開示していたというが。。
おととしのデータに、メッセンジャーのデータだけ少し載っていました。
なんにせよ、これだけのデータログをインターネット上で利用させて、それをため込んでマーケティング分析、個客嗜好の分析、AIの発達、レコメンドにうまく活用していることを考えると、日本のプラットフォームで勝てる気がしてこないですね。
日本はコンシューマサービス全然生き残っていないんですよね、スマホゲームくらいじゃないでしょうか。ニコニコ動画も、Mixiもかつての勢いはもうありませんし。
3.年次比較・・しにくい!
このレポート毎年発行されているわけですが、、よくよく見てみると、毎年発表しているデータが違います。同じプラットフォームでも、投稿数を載せたり、Like数を載せたり、ぱっとサービスの成長ぶりがわからないですね。
わざとやっているんでしょうけど。クレームを避けるために。
GoogleとYoutubeだけが同じデータ尺度でした。
どちらも1年前と比べると・・・20万回ずつ、検索と再生数が伸びていますね。
これも1分ごとの差だから、やはりとんでもない増加具合です。
そういう意味ではそもそも、このデータの信ぴょう性みたいなのも、私はそう詳しくないんですよね。少なくとも、Domoという会社自体はポッと出の小さな会社ではなく、IPOを成功させ、多くの個客を抱える信頼できる企業ではあるので、その点で信用はできると思いますが。
どうやって、このデータを集めたか、どれくらい信ぴょう性があるのか、彼らのデータプラットフォーム事業を調べればもう少しわかるかもしれませんね。
単に各社のAPIからデータを買ってきているだけかもしんないですけど。
(参考リンク)
https://www.domo.com/learn/data-never-sleeps-6
https://www.domo.com/learn/data-never-sleeps-5
https://www.domo.com/blog/data-never-sleeps-4-0/
Comments
Post a Comment