アメリカにおける自動車のメンテナンス事情について


私は日本では自動車を持っていませんでした。アメリカに来て初めて自動車を購入しましたが、メンテナンスの習慣や知識などはさっぱりでしたので1年間、メンテナンスはろくにせず乗り回していました。

なにより、アメリカには日本のような車検がありません!
ナンバー登録の更新料金さえ払ってしまえば、点検やメンテナンスをせずとも(法的には)問題ないのです。

しかしそれも年貢の納め時。

自動車を売るときには、スモッグチェックテストを受けて合格をした車でなくてはなりません。これはカリフォルニア州のルールのようです。

自動車の売り手の義務として、事前に合格し、証明書をもらっておく必要があります。

そんな事情で、あれこれあったことをシェアします。



1.よくあった車のトラブル

エンジンオイル問題です。

エンジンオイルが足りなくなり、油圧が低下して、エンジンの調子に不調がでるかもしれないときに、運転ダッシュボードが点灯します。

前の持ち主に聞いたら、エンジンオイルそそいで何とかなる、というアドバイスをもらいました。

実際に自動車のフードをあけてエンジンオイルを注いだところ、解決。

しかし、エンジンオイルがその車や気候などに合っていないと、すぐにまた枯渇するというトラブルが生じました。

ちゃんと調べて適正なエンジンオイルを注いだところ、問題なくなりました。



2.たまにホントにあるトラブル

私はタイヤのパンクにあうことはありませんでしたが、友人が旅行の途中で釘にタイヤをやられてしまったという話を聞きました。

スペアタイヤに変えてしのいだようですが、スペアタイヤだとスピードも60マイルくらいしか出せないらしくやはり大変だったと聞きます。

もしもの時の対処方法、最低限、助けの呼び方はちゃんと押さえておく必要があります。


3.周りの人たちのメンテナンス事情

やはり周りの車を持っている人は2か月、3か月、半年など、それぞれのペースでエンジンオイル、フィルター、タイヤの空気圧のチェックや補充などを行っていました。

私のようにまるまる一年放っておくというやり方はかなりレアだと思います。

特にアメリカでは3時間から5時間などの長距離移動も多いので、そういったところでトラブルになるのは避けたいものですからね。


4.メンテナンスをお願いできるお店

知りませんでしたが、いろんなところでサービスが役割分担され提供しています。

基本的には、事前にネットや電話で予約していったほうが無難です。そういうシステムがなければ直接いくしかないですが、長く待つ覚悟で。


①ガスステーション・オイルショップ

ガスステーションもたまにオイルショップを兼ねて、自動車の修理倉庫が並んでいる
お店があります。またはオイルショップと呼ばれる専用のお店の場合もあります。
GoogleやYelpで近辺をオイルショップ、などで検索すると出てくると思います。

やってくれることは、

スモッグチェック、エンジンオイルチェンジ、エンジンフィルター交換、バッテリー点検や交換、タイヤチェックなどなど

大概はここでメンテナンスは足りそうです。


②ボディショップ

自動車のボディをぶつけてへこませた場合、破損した場合、ガラス割られた場合はこちらのようです。

オイルショップや下のディーラーにもっていっても違うといわれます。


③メンテナンスサービス・ディーラー

やはりSUBARUやTOYOTAなど、メーカーの自動車は専用のエキスパートに見てもらうのが安心できます。そして、アドバイスもやってほしい場合はディーラー系のメンテナンスサービスを探すとよいと思います。

ガリバーもやっているようですね。私はSUBARUのSUVを使っていました。すると、サンノゼに、Steeven creek subaru service というお店があったのでまずはそこに向かいました。

部品などがない、などの心配もないと思いますし、専用の担当をつけて、高級感あるサービスを受けられます。


④お店の探し方、日本語ができるお店の有無

まず、日本人、日本語専用のカーショップがシリコンバレー付近にあるかというと、
ほとんどない

正確にはなくなった?
昔あったけど、今は少なくなったせいかつぶれてたりすることがほとんど
サンマテオとか一部にはまだいたらしいですが、
基本的には日本人だけの労働者なんて雇っていられないですし、
ほぼないと考えたほうがいいです。

人にも聞きましたが、知らない、もうない、と言われました。

なかなかどのサービス会社が自信もっていいかも分からない人が多く、
あまり「お店のおすすめ」までしてくれる人はいません。

自分でYelpなどで探して評判をみていくのがいいでしょう。

基本的にどこもサービスは悪くないと思われます。
よほど悪評でないかぎり、特に大通り沿いなどは。


5.今回起きたこと

①Steeven creek subaru service を予約する

ネットだけでできました。担当を名指しもできるようです。
サービス内容と車の種類を入れて予約

②当日、当てが外れる

私の対応もよくなかったと思いますが(笑)
受付に指定された時間にいって、拙い英語で色々聞いたところ、

 ・スモッグチェックはやっていない
 ・へこんだボディはボディショップの提携先を紹介する
 ・エンジンオイル交換は99ドル(割引なしだと)とるよ?

と言われてしまい、、もう何しに来たのかわからなくなりました。


スモッグチェックが最優先だと伝えると、近くのオイルショップも兼ねたガスステーション、76を紹介してくれましたのでそちらに行きました。


③76のガスステーションへ

予約なしで受けてもらえるか心配でしたが、なんとか大丈夫でした。
今作業中の車の次にやってあげるとのこと。

注文はスモッグチェックとエンジンフィルター、オイル周りを頼みました。
見積が提示され、
スモッグチェックは65ドル、
エンジンまわりは60ドルで、合計で130ちょいくらい。

どれくらい時間がかかるか聞いてみたら、50分くらいだといわれたのでその辺をぶらぶらして待つことにしました。






④時間つぶしとさらにもうひとつ追加

幸運なことに、ここはサンノゼダウンタウンの近く。ウィンチェスターやショッピングモールのバルフェアの近くでした。公園のベンチにてのんびりしつつ、あとはバルフェアでぶらぶらして過ごします。


しばらくして電話がかかってきました。頼まれたのは終わったけど、エンジンのかかりが悪いが修理したほうがいいか?という質問でした。

自分でも自覚していた問題点だったので、追加してお願いしました。


⑤完了、お会計

バッテリーは完全交換、古いのを見せてもらいましたがだいぶボロボロに見えました。
エンジンのかかりもばっちりよく、やはり売る前に交換してよかったなと思いました。
それなりの値段で売るので。

お会計はバッテリー交換はさすがに高くつきました。270ドルです。

なので、合計で418ドルほど。


なお、バッテリー交換して気を付けることがありますが、車の設定が元に戻されています。クーラーが切れていたり、オーディオシステムが落ちていたり、時計が戻ってたり。

最初 おや?と思うので、注意しましょう。




1回限りの大したことない経験でしたが、

車のメンテナンス、値段相場の参考になれば幸いです。

以上

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