米スマホアプリ:Skull Girls ‐対戦アクション
アメリカ独自のスマホアプリやサービスを発信していきたいと思います。
ジャンルは問わず、先進的なものや趣味にはしった面白いもの、生活に実用的なものなども紹介したいです。
最初は、私が最近遊んでいるゲーム「Skull Girls」
画像イメージはスマホSSとHPから引用。
なぜ始めたか??
アメリカに来ると、地域ごとに設定されているアプリストアが違うので、がらりと顔ぶれが変わります。今までひいきにしていたゲームがすべて更新できなくなってしまったので、新しい暇つぶしゲームとして入手したのがこちらでした。
もともと日本でもPS4で格闘対戦ゲームとしてデビューしており知名度はある程度ありました。アメリカらしいタッチで、それほど作品に馴染みもないため、なんとなくやらなかったのですが、アメリカに来たことだし、英語も聞けるので、インストールしてやってみました。レビュー評価もかなり高め。
開発元をみてびっくり
実際にはアプリを開始してみてわかったのですが、LINEのロゴが最初に表示。これ、日本のメッセージングアプリのLINEがサービス提供していました。
正確には原作者とその会社がアメリカで大本のコンテンツ原作、デザイン、ソフトをもっていて、スマホ版のゲームとして開発プロデュースしたのがLINEということ。そして、珍しく、LINEなのに、このスマホアプリは日本で配信されていません。アメリカといくつかの海外でリリースしている模様。
後述しますが、PS4やほかのゲーム機への移植はまたスポンサーが異なっていました。
スマホで格ゲーできるの?
スマホで格闘ゲームなんてできないだろと思っていましたが、素晴らしいインタフェースで単純な中にも駆け引きを楽しむことができます。
両手でスライド、連打、技ボタンをタッチする、その3つの組み合わせでここまでスムーズにできるものかと感心しました。インターフェースの工夫は凄いです。
さすがにコントローラーの技コマンドみたいのは無理ですけど。
そもそもあれ、いる?
ディズニーのようなぬるぬる動くアクション性、レスポンスがまたグッド!!
ゲームバランスもなかなかいいです。
わずかな油断でいきなり止めまでやられるのでたまにストレス溜まりますが。。
ガチャという恐ろしいBM
さすがLINE.
このゲームにも日本のおそろしいビジネスモデル、ガチャ要素はいってます。
お金持ちほど、いいアイテムやキャラクターのくじをひけて、優位に遊べるシステムです。お金のない人は強敵を倒して、日々のクエストをクリアしてこつこつやります。APPLEのアプリ課金から支払いですね。
ただ、良心的なのは、ある程度遊びなれてしまえば、まったくガチャやる必要がないことと、キャラクター愛で釣ろうという根性が少ない。
無料でだいたい遊べますね。
まあ、日本のコンテンツがYoutubeなどでばらまかれている昨今、
私はガチャを世界に蔓延させて、そのコンテンツ代を寄付ということで
支払いをさせることは大事じゃないかと思いますけど。。。
世界から寄付が集まる、ジャパニーズドリームの爆誕です。
英語むずかしい
世界観やストーリーはなかなかに重いです。キャラがデフォルメされてかわいいし面白いので、その重さを吹き飛ばしている感はありますが。。オリジンストーリーなどどれも残酷でえぐいですね。汚職、裏切り、拉致、改造、破滅、そんなキーワードが似合います。
ただ、会話のやり取りがスラングも混ざりつつ、非常にカジュアルな英会話で書かれていますので、私には翻訳不能。ニュアンスくらいしかわからないですね。正しい訳でもわかれば勉強できるのですが。。。
そんな英語の難しさも体験できます。
掛け合いで出てくる言葉もちらほら聞き取れますが、まだわからないセリフも多かったりしますね。
スポンサーがLINEからチェンジした2018年
LINEが提供していたこのゲーム、実はLINEとして提供することは終了にしたそうです。告知が出ていました。
そして、もともとこのゲームを展開させていたAutunmソフトという会社が引き継いで、スマホアプリ版のゲームを継続運用させています。
システムの移行はスムーズそうでしたね。
引き継げるようにユーザーのID・PASSの紐づけを行って、
3日くらいサービス停止にして
ログイン認証して、いつも通り再開
LINEマークが消えました。寂しい!
その代わり、動作が素早くなり、新しいサービスも始まっていました。
サーバーが強化された感じです。アメリカ側が譲渡を希望したのかな?
原作者もアメリカのスタートアップ?
このゲームをここで取り上げようと思ったのは、開発ストーリーがまたユニークだからでした。
始めたのは大学生、2009年にプロトタイプを作り、2011年に創業開始。
創業、商業ソフトを作るにあたっては、クラウドファンディングで資金を募ったそうです。
たまった資金を使い、プロのアニメーターにデザインをしてもらい、開発委託などをして完成させたそうです。
そして2013年、2015年と、XboxやPS4、Windowsやスマホアプリ(IOS、Android)までどんどん移植に成功しているのだからすごいですね。
それぞれ、LINEのように、様々な会社が開発費を出して、リリースしているようです。
おそらく、原作とソフト開発会社をもちつつ、そのコピーライトは保持したまま、開発資金を援助してサービス化する代わりに売り上げのなん%かをシェアする、IP契約を結ばれているのでしょう。
ゲーム会社の新しいサクセスストーリーというか、プロセスといいますか。
最近はクリエイターを支援する、プラットフォームもたくさんできていますし、ゲーム開発や映画製作などにおいても、こういう資金調達手段は、注目すべき手法だと感じました。もっと広がって、様々なアプリがあふれるようになるといいですね。
以上
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