英会話の練習で「ロゼッタストーン(RosettaStone)」に通ってみた
アメリカから帰ってきて数か月が経ちますが、使わなければ英語コミュニケーションレベルは落ちる一方。今後急に仕事に必要になっても困ってしまいますので、英会話教室に通うことにしました。
1.英会話教室の種類
ビジネスマン向けに多くの英会話教室が開かれています。よく広告や街中で見かけるのはGabaやシェーン、イーオンの英会話教室などでしょうか。これらの本格的な英会話教室は非常にハイクオリティで、そして高額です。そんななかで、今は価格破壊とともに、様々な時代に合わせたサービスが出てきています。
値段が安い↑
①スカイプ英会話(レアジョブ・DMM英会話など) 月額5000円~
②英会話カフェ 月額10,000円~
③併設スクール型英会話(ロゼッタストーン)3か月で19万円くらい
④本格英会話(イーオン、シェーン、ベルリッツ、NOVA、Gabaなど)
3か月で25万円くらい
値段が高い↓
ざっくり分けると上のような感じです。
ホームページで色々料金案内は書いていますが、実際は加えて、教科書代や、Eラーニング代などが個別にかかって、もう少し上乗せした金額になるでしょう。
従来型のが③、④で、新興勢力が①と②です。
①は技術の発展でスカイプ英会話が場所選ばず、安くできます。自宅から訓練されたスタッフと英会話できる。レアジョブの場合はフィリピン人を主に講師で雇っているとか。とにかく値段の安さが凄くて、月額5000円くらいで済んでしまいます。
次に②の英会話カフェですが、実際にカフェで英語の先生と生徒が話している様子を見たことがある方もいると思います。あれです。
英会話教室として、気軽なスタイルとして浸透してきているようですね、スカイプ英会話とちがって、直接会って話す分、コストがかかりますが、より本格的な実践を、リラックスしながら楽しめるのが特徴ですね。
牛丼英会話なんてのは、、、ないか。ないな。無言でかきこむべし。
さて、
このなかで私が選んだのは「③ロゼッタストーン」でした。

理由は、専門性、価格、知名度、そして場所、ですね。
・しっかり高めの料金で、訓練を積んだ、世界各国の教師と訓練したい。
・価格はそれでも少しくらい抑えたい。
・そして知名度が高いところがいい(石川遼君が宣伝していたと記憶。)
・なるべく我が家か職場の近所にあると嬉しい
それで比べた結果が、私的には、ロゼッタストーンでした。
Gabaとかベルリッツとかだと、もう1ランク値段が高い、ビジネスクラス。
25万円とか30万円とか覚悟が必要そうな。
スカイプ英会話とかだと、そもそもクオリティが心配、しっかり学びたい。
そんなわけで、ロゼッタストーンだとどんな具合で、どんなレッスンをしてくれるか、ちょっとシェアしたいと思います。
※なお本記事は、2018年、19年時点の情報です。
今後また変わってくるかもしれませんので、その辺、ご承知おきのほどお願いします。
2.ロゼッタストーンのレッスン
私は家の近所、駅ビルの中にある学習教室で、ロゼッタストーンの取り扱いをしていたので、そのスクールにしようかな、と思っていました。
東京でも各所にロゼッタストーン校はありますが、それぞれ生講師がやってくれるところと、オンライン、スカイプ形式でスクールと講師を繋いで実施するところがあります。
私の見つけたスクールは後者でした。オンラインのみ。生講師授業なし。
オンラインじゃ練習にならないよ、と思っていましたがデモをやらせてもらったところ、普通に実践レベルだなと感じました。むしろ、面会してやるより難しいわけだから、逆に練習になるかもしれません。あと、こっちのほうがやっぱり値段も安い。
そんなわけで、デモで1度40分、みっちりやってもらったあとに、申し込みを決めました。そして、そのときに講師につけてもらったレベルの推奨をもらい、そこからスタートすることにしました。
ロゼッタストーンでは、英語学習のレベルは1から10までありました。
ここから詳細に入っていきます。
2.1 レベルについて
レベルは1から10まであります、私のレベルは7でした。
ということで、レベル7のBook7からスタートすることになりました。
驚いたことに・・日本のロゼッタストーン校にて、私が受けているBook7のレベルが一番高いのだとスタッフから言われました。Book8はまだ無い、とか?
つまり、高レベルの教材は日本人はあまり受けていないようです。他の英会話教室に客を取られているのか、そういう人はそもそも英会話教室に通わないのか、、不思議です。
このBook7も取り寄せに時間がかかったり、用意できていないコーナーがあるなど、(Eラーニングなど)本来は用意されているのに、珍しすぎてデリバリ、運用が追い付いていない、という印象を受けました。
伝統ある教室かと思いきや、日本ではこんな感じなのかー。
高いレベルの人がロゼッタストーンを選ばない理由のほうが気になってきますね。
2.2 オンラインポータルサイト
流石世界大手、というべきでしょうか。オンラインポータルしっかりしています。
レッスンの次のスケジュール、先生、過去の履歴、レッスンのボイスログ、ノート、全てを参照することができます。
特にすごいのが「レッスンのボイスログ」でしょう。講師とのやり取りは録音済み。
自分のださい英語を聞きなおすことができます。
まあ「自分の英語のだめさ」をよく知ることができるのでいいです。
少しこなれてきたときに、自分の英語がスムーズに会話できているかと見てみれば、
まだまだテンポが遅くてへこみました。
なお、オンラインポータルからはレッスン履歴だけでなく、
Eラーニングや、テキストに記載されている音声ファイルの再生なんかもできます。サービスのかなめのひとつですね。
2.3 Eラーニング
別料金とられますが、Eラーニングも用意してありました。しかし、上級レベルのがなかったので、私は受けませんでした。中身的には簡単なものでしたので、これやるよりは、英語のムービーを見たり、教科書の音声ファイルを再生してディクテーションやシャドーウィングでもしたほうが練習になるな、と思いました。
2.5 レッスンとレッスンノート
レッスンが始まるとテキストに沿って、1セットごとに進んでいきます。
1レッスンは40分+ロスタイム
基本的には生徒がたくさん話をするスタイルです。
初めての講師とは、最初に自己紹介でお互いの趣味などについても話をします。
そして次のような流れでやっていきます。
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①それぞれへの質問、世間話でアイスブレイキングします。
②そして、次に前回の宿題や単語のおさらい、をやっていきます。
③それが終わったらテキストへ。それぞれのテーマ最初の質問に対するディスカッション、リスニング、それぞれに対する自分の意見を述べる、などのことをやっています。
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講師からは話し言葉について文法の指摘や、各国の文化、ボキャブラリーやイデオムの説明など、多岐にわたって様々な解説をしてくれます。あとはいっぱい褒めてくれますね。
講師が指摘や解説した内容については、リアルタイムに講師によって、ノートに打ち込まれます。そして受講後、レッスンノートというかたちでまとめられ、授業が終わると紙にプリントすぐに届けてくれます。その内容はポータルサイトでも参照可。
ただ、実際やってみるとわかりますが、オンラインの場合、通信の影響で、声が講師とこちら、遅れて聞こえてきます。とても電話のようにスムーズにできず、ひと呼吸おいてやり取りをします。レスポンスが悪かったり、こちらの質問にも反応が少し鈍いように見えてしまいますが、そういうことです。
2.6 テキストと宿題
テキストは30部くらいの構成になっていて、
1部ごとの内容は、ディスカッション、リスニング、ボキャブラリ、トピックスごとの更なるディスカッションの順に並んでいます。
私のレベル7、Book7の場合は、
結婚、旅行、仕事など、アメリカや各国の文化的な事情を学びつつ、講師からも国ごとの事情や知恵なども教えてもらいながら、文化とともに言語をしっかり学ぶ仕組み。
テキストには、後ろのほうに、リーディング問題、リスニング問題も含まれています。
これひとつでも様々な勉強ができていいツールです。
いいテキストだと思います。交通渋滞、ご近所づきあい、ワークライフバランス、夫婦仲の秘訣など、様々な問題を英語で検討しますので、地頭力も鍛えられますね。
2.7 講師陣
世界中から集められています、イスラエル出身の方などもいました。講師たちは東京、大阪など、それぞれ日本からアクセスして対応しているようでした。
国ごとで、それぞれ癖が違うのでいい練習になりました、
教え方にもやや国ごとの癖があって面白い、ドイツの先生は車に詳しい、とか。
クオリティは十分高いと思います。聞き取りやすい英語で運営もさくさく。
3.まとめ
いかがだったでしょう、ざっくり振り返りでしたが、
ロゼッタストーンはいいサービスだと思います、講師のクオリティも高いし、国籍も幅広く揃えられていて、おもしろいです、いろんな国の話が聞けますので。
カルチャーを学びながら、講師の知恵なんかもいろいろきけて学べるのはメリット。
一方で、英会話カフェや、スカイプ英会話は値段がとにかく超安すぎます。
それが悩ましいですね。
英会話教室をこれから探す際に、少しでも雰囲気など参考になりましたら幸いです。
以上
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